1. 基本情報
- 正式名称:カ・デル・ボスコ(Ca’ del Bosco)
- 創業年:1969年
- 所在地:イタリア・ロンバルディア州フランチャコルタ地方、エルブスコ(Erbusco)
- 主な製品:フランチャコルタDOCGスパークリングワイン、赤・白ワイン
- 公式サイト:https://www.cadelbosco.com/en/
カ・デル・ボスコは、イタリア・ロンバルディア州フランチャコルタ地方に本拠を置く、スパークリングワインの名門ワイナリーです。1969年の創業以来、フランチャコルタ地方で初めて「メトド・クラシコ(瓶内二次発酵)」によるスパークリングワインを生産し、イタリアのスパークリングワインの品質向上に大きく貢献してきました。
2. 歴史
カ・デル・ボスコの歴史は、1964年にアナマリア・クレメンティ(Annamaria Clementi)がエルブスコの丘にある小さな農家「カ・デル・ボスコ(森の家)」を購入したことに始まります。その後、息子のマウリツィオ・ザネッラ(Maurizio Zanella)がワイン造りに情熱を注ぎ、1969年にワイナリーを設立しました。彼の革新的な取り組みにより、カ・デル・ボスコはフランチャコルタ地方のスパークリングワインの品質向上に大きく貢献し、イタリアを代表するワイナリーとしての地位を確立しました。
3. 栽培の特徴
カ・デル・ボスコは、フランチャコルタ地方に約230ヘクタールのブドウ畑を所有しており、シャルドネ、ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)、ピノ・ビアンコ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、カルメネールなど、多様な品種を栽培しています。
同社は2014年からすべてのブドウ畑で有機栽培を実施しており、環境への配慮と持続可能な農業を実践しています。また、ブドウの収穫はすべて手作業で行われ、品質の高いブドウを厳選しています。
4. 醸造の特徴
カ・デル・ボスコは、フランチャコルタ地方で初めて「メトド・クラシコ(瓶内二次発酵)」によるスパークリングワインを生産したワイナリーとして知られています。この製法は、シャンパーニュと同様の伝統的な方法であり、ワインに複雑な香りと繊細な泡立ちを与えます。
同社のワインは、収穫から瓶詰め、熟成までの各工程で厳格な品質管理が行われており、特に熟成期間においては、最低でも18ヶ月以上の瓶内熟成が義務付けられています。これにより、豊かな風味とエレガントな味わいが実現されています。
5. 主なワインリスト
以下に、カ・デル・ボスコが生産する代表的なフランチャコルタDOCGスパークリングワインを表形式でご紹介します。
ワイン名 | タイプ | 特徴 |
---|---|---|
キュヴェ・プレステージ(Cuvée Prestige) | 白・辛口 | シャルドネ主体のフレッシュでバランスの取れた味わい |
キュヴェ・プレステージ・ロゼ(Cuvée Prestige Rosé) | ロゼ・辛口 | ピノ・ネロ主体の華やかな香りと味わい |
アナマリア・クレメンティ(Annamaria Clementi) | 白・辛口 | 長期熟成による複雑でエレガントな味わい |
ヴィンテージ・コレクション・ドサージュ・ゼロ(Vintage Collection Dosage Zero) | 白・極辛口 | ドサージュなしのピュアな味わい |
ヴィンテージ・コレクション・エクストラ・ブリュット(Vintage Collection Extra Brut) | 白・極辛口 | シャルドネ主体の洗練された味わい |
※価格は参考値であり、販売店や地域によって異なる場合があります。
6. コラム:カ・デル・ボスコの魅力
- フランチャコルタの革新者:カ・デル・ボスコは、フランチャコルタ地方で初めて「メトド・クラシコ」によるスパークリングワインを生産したワイナリーであり、イタリアのスパークリングワインの品質向上に大きく貢献してきました。
- 持続可能な農業への取り組み:同社は2014年からすべてのブドウ畑で有機栽培を実施しており、環境への配慮と持続可能な農業を実践しています。
- 多彩なラインナップ:カ・デル・ボスコは、フレッシュでバランスの取れた「キュヴェ・プレステージ」から、長期熟成による複雑でエレガントな味わいが特徴の「アナマリア・クレメンティ」まで、多彩なフランチャコルタDOCGスパークリングワインを提供しています。
カ・デル・ボスコは、フランチャコルタ地方のスパークリングワインの革新者として、伝統と革新を融合させた高品質なワインを生産しています。その多彩なラインナップは、日常の食卓から特別なシーンまで幅広く楽しむことができます。ぜひ一度、カ・デル・ボスコのフランチャコルタDOCGスパークリングワインをお試しください。
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